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SM千夜一夜物語

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変態雄犬キクオの妄想日記です。

第32夜【M男の本棚-4】


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「倒錯の肉洗礼」(マドンナメイト) 由紀 薫 (文庫 - 1995/11) 
この作品には、ハードな苦痛を与える責めはほとんど見られません。
主人公の大学教授は、美脚好きの、脚フェチ、匂いフェチ、下着フェチです。
彼を取り巻く女神たちに愛され、Mとして服従しながらも、時折、Sとしても役割をこなしします。
誇り高く美しい女子大生に、淫らな懲罰としての羞恥責めや凌辱責めも行いますが、彼はその作業に喜びすら見出しています。
上海の舞台の章は理解不能で、最後の終わり方も中途半端な感じがしましたが、この手の作品にしては、全体に暗さが無く、SもMもフェチも官能的に気楽に楽しませてくれる好作品ではあると思います。
尚、同時収録されている「牝獣の操り人形」は、童貞の大学生が従兄弟の女子高生の奴隷にされ、調教されていく話で、最後には、従兄弟に命令されながらも、彼女の母親であるM女の叔母を凌辱していく内に、Sとしての喜びにも目覚めていくという、中篇ですが、分かりやすい秀作です。



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「女教師の姦具―刻印のピアス」(マドンナメイト) 矢切 隆之 (文庫 - 1995/12)
ランボルギーニ・カウンタックを乗り回すフランス帰りのセレブで仏系クォーターであるピアノ女教師の橘内玲子、そして、彼女の悪友であり、フランスのSMクラブ『O嬢の館』で美少年狩りを担当していた川田レネ、レネの奴隷である音大生の雲谷龍彦、この3人によって、本来のM性を引き出され、M奴隷としての道を進んでいく少年、吉岡順が調教されていく物語である。レネの自宅である『O嬢の館』の発想は面白かったけれども、SM的なのは監禁用の鳥篭、縛り、鞭、局部ピアスと顔面騎乗であり、内容的には、舌奉仕等のフェチ嗜好の高い作品である。



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「貴婦人の肉工房」 (マドンナメイト) 鏡 裕也 (文庫 - 1997/5) 
第一章 魅惑の足指舐め
第二章 陰部の人間洗浄器
第三章 二匹の家畜くらべ
第四章 最下等の生命体
第五章 凄惨な肉工房
この作品には、官能もフェチも感じられません。残酷なサディストとそれをあえて受け入れるマゾヒストがいるだけです。自らの肉体だけでなく、生命さえ捧げるMの生死を弄ぶS女のゲームに、読者は次第にのめり込んでしまうでしょう。そこまで残酷になると、プレイというよりは犯罪であり、リアルではありえない設定であると分かっていても、最後まで読んでしまいました。ただ、S女がS女に屈服する場面などは面白いと思います。ハード好き・残酷好きな方にはお勧めです。
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by M-kikuo | 2012-11-06 17:46 | M男の本棚 | Trackback | Comments(6)
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Commented by sikoukairo2 at 2012-11-17 09:47 x
こんにちわ、久しぶりのコメントです。
質問があるのですが、レザーやエナメルの身体のラインがでるコスチュームって、SMの制服みたいですが、単に好みの問題でしょうか? また、年間を通じて同じようなコスチュームを使用するのでしょうか?
Commented by M-kikuo at 2012-11-18 07:33
基本的には状況設定や雰囲気が大事なので、
調教に相応しい、ボンデージ衣装(革・エナメル)が好まれます。

もちろん、普通の服装でも行われます。
「着衣の女性に全裸の男」=CWNM(Clothed Woman Naked Man)
というのは、S女とM男の身分の違いを表す表現であり、プレイ形態です。

また、ボンデージ・コスチュームは趣味のようなものですから、
レザーフェチ、エナメルフェチ、ゴムフェチ、コスプレフェチなどの好み、
趣味があれば、
衣装を集めるのも、好み、趣味ですし、
それぞれ好み・趣味に応じた服装を年間を通じ、着てプレイするでしょうね。
Commented by mori at 2012-12-08 20:02 x
こんばんは。初のコメントで失礼いたします。
SM小説はとても好きで、特に女性が残忍でハードなものが好きです。「貴婦人の肉工房」を読みました!本当に残酷と思いながら最後まで読みますね。もしこれに似ているハード系の小説がありましたら、ぜひご紹介ください。よろしくお願いします。
Commented by M-kikuo at 2012-12-10 08:52
コメント、有難うございます。
ここで紹介している「隷属と改造の日々」、続編の「淫獄の囚人・痴獄の女神」は、作品としても質が高く、かなり衝撃的かもしれません。
入手は困難ですが、司書房の「MISTRESS ミストレス 女王館通信」という雑誌に連載されていたものなので、それでどのようなものか確認し、面白ければ、集めるという方法の方が早いかもしれません。

尚、時間がある時に、他の作品もご紹介致します。
Commented by mori at 2012-12-10 22:38 x
Kikuoさんこんばんは。コメントありがとうございます。「隷属と改造の日々」はプレミア価格で購入しましたが、続編の「淫獄の囚人・痴獄の女神」は本当にどこも見当たりません。もし差し支えなければ、どこで入手できるか教えていただけませんか。お手数ですがよろしくお願いします。
Commented by M-kikuo at 2012-12-11 08:07
簡単に入手できる場所はありません
アマゾンかヤフオクで出品されるのを待つぐらいしかしかないでしょうね。
早く読みたいのでしたら、上で述べたように、雑誌のバックナンバーを探した方が早いと思います。