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SM千夜一夜物語

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変態雄犬キクオの妄想日記です。

第59夜  小説の中の 『人間便器』

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黄金プレイはリアルでは限りなく危険で、私はNGにしています。
これについては、さまざまなご意見があることはもちろん承知していますが、
あえて申し上げれば、SMというよりはスカトロに属すると考えています。

しかし、「人間便器」という言葉は、
家畜調教においては、人間以下の最下等の卑しい存在へ堕とす意味として使われます。
もっとも、拝受するものが「黄金」ではなく、「聖水」であれば、問題はありませんが…。

それはそれとして、小説の中では「あり」と感じた作品があります。
それがあまりに見事な描写なので、ご紹介致します。


由紀かほる著 「女豹は夜の狩人」下巻(日本出版社1986)より
(初出は、司書房の雑誌「SMファン」1985年頃に連載された 由紀かおる名義「牝猫は夜の狩人」)

「本当に私の便器になるんだね」
「はい、悦子女王様」
朱里は悦子のブーツの爪先へ、這いつくばって接吻した。
「いいわ。こっちへおいで」
悦子は部屋の奥にあるカーテンを開けた。
そこには奇妙な形のトイレがあった。
全体が大きな四角い箱の形をしており、上に乗ると和式の便器が備えつけられている。
全てが透明のプラスチックとガラスでできていた。
問題は便器のそこから緩いカーブを描いて伸びる管だった。
普通は下水道へとつながる管が、四角い箱の中で終わっている。
朱里は箱の中にマルク開いた穴から、四つん這いで顔を入れて、管を咥えさせられた。
続いて両手が左右のガラスに備え付けられた鉄の枷に固定される。
上体はガラスの箱の中だが、腰から下はグッと突き出した形になっている。
悦子はそのまろやかなヒップを踏み台にして箱の上に乗ると、黒く深いスリットの入ったタイト・スカートを捲くり、ガーター・ストッキングの上から黒いパンティを下ろして便器にしゃがみ込んだ。
「一滴でもこぼしたら、地下室送りだからね」
そう言うと、まず放尿を始めた。
管を通って流れてくるゆばりを、朱里は無心で呑み込んだ。
やがて朱里の口の中には、ゆばりでないもう一つのものが流れ込んできた。
…(中略)…
このときの朱里には自分が何者でもない、ただの一つの便器になったという途方もなく安逸な、そして絶対的な無力感からくるマゾヒズムの悦びに浸っていた。



※ 尚、聖水(尿)は、血液を濾過して造られるため、腎臓が健康な場合は排泄までは無菌です。
しかし、黄金(便)は、腸内細菌の死骸、未消化の食べ物がほとんどですが、危険な細菌類も含みます。
したがって、直ちに死ぬことはありませんが、継続すると、死ぬ要因の一つになるそうです。
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by M-kikuo | 2014-02-08 15:19 | M男の本棚 | Trackback | Comments(0)
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