ブログトップ

SM千夜一夜物語

kikuom.exblog.jp

変態雄犬キクオの妄想日記です。

第66夜 【M7号の甘美なる冒険と地獄・第1回】



e0266443_16175797.jpg




すでに夜は更けていて、外は真夜中の最も深い時間になっているはずである。
ただ、この地下室には外からの一筋の光も許さないため、また、完全な防音措置をほどこしているために、ここでは、常に真夜中だった。
朝が来ないということは、奴隷の調教には終わりがない。
つまり、調教は、女支配者であるプリンセスが飽きるまで、永遠に続けられることになる。
いつもの一通りの調教を終えると、すでにM7号の動きが緩慢になり、喘ぐ声も激しく、息遣いさえ荒くなっていたことから、かなり疲労しているのが分かった。
そこで、彼女は彼の四肢を大きく引き伸ばしているX字形の磔の拘束から外してやり、しばらくの間であるが、四つん這いの姿勢でいることを許した。
もちろん、厚く柔らかい絨毯の上で、長く休ませてあげるほど、プリンセスの調教は甘くはない。
彼女はソファの上で煙草をくゆらし、彼の背中を脚置きにしていたが、一服し終えると、彼の首環の手綱を引いて、部屋の一隅に移動させた。
そこには、背の丸い、米俵を半分に切って丸い部分を上にして載せたような形の台が設置してあり、彼女はM7号に、その台の上にうつ伏せに乗るように命令した。
ただの四つん這いの姿勢ではなく、その台を抱くようにさせてから、下に伸ばさせた四肢を台の脚に付いている革の止め具できつく固定した。
それによって、彼の身体は僅かに動くことさえできないようにされた。
「ウウ…」と彼は声なき声で喘ぎ、苦痛を訴えた。
それも当然である。
何しろ、俵形の台の上には、黒く厚いレザーが貼られていて、その表面全体に、先の尖った円錐状の鋲が隙間なくびっしりと植えられていたからである。
尖っているとはいえ、肌を無駄に傷つけないよう、頂点となる先端は針状よりは丸くなっている。
それでも、彼の肉体の内側のあらゆる箇所を深く抉るように苛む役目はしっかりと果たしていた。
そして、その台には3つの穴が繰り抜かれている。
上部の直径5cm程の2つの穴には、彼の乳首とその周辺が、手前の直径10cmほどの穴には、彼の股間に付いている粗棒全体がすっぽり入るようになっていた。
彼女は彼の下に突き出した粗棒の根元を専用の革帯で搾り上げ、革帯の下に付いた環と、床の環に繋がっているスプリング・チェーンの端と連結した。
それによって、彼の腰は、後ろに退くことはおろか、強く前に押し付けられることによって、柔らかい股間の皮膚にも冷たい鋲が食い込んだ。
また、彼の根元の締め上げられた粗棒は、その強烈な刺激を受けて大きく膨らみ、赤黒くそそり立った恥棒の側面に紫色の血管が浮かび上がった。
「おやおや、こんなに感じちゃって、いけない子ね。そんなに気持いいのかしら? ほほほ…それなら、もっとお前の喜ぶことをしてあげるわ」
彼女はそう言うと、今度は、恥棒の傘の下、いわゆるカリの部分に革紐を巻き、紐の余りに2本の太目のゴム紐を繋いで、各々の先端にクリップを取り付けた。
2つのクリップは上に引き延ばされて、そのそれぞれが、台の穴から覗いている彼の2つの乳首の根元を噛むようにした。
「オオウ…ウウ…」と彼は喚いたが、彼女はそれを無視して、わざと一物を揺らすのだった。
「アアッ! アア…お許し下さい!」とついに、M7号は涙を浮かべながら、必死に哀願した。
彼の乳首は標準よりも小さい。神経がその分集中しているため、感度も強く、苦痛を目的とするクリップ責めを大の苦手としていたからである。
揺れが収まると、彼の喘ぐ声も大部落ち着いてきたが、彼の腰が僅かに蠢くだけで、彼の恥棒は上下に揺れる。
それによって、彼の乳首にも酷い苦痛が加わるという悪魔の仕掛けに、彼の表情は強張り、恐怖の色を浮かべたままだった。
彼の恥棒が小さいままなら揺れても大した動きにはならなかったが、大きく重くなる程、上下の揺れも大きくなり、乳首も思い切り引っ張られることになるのである。
だからといって、随意的に恥棒の膨張を抑えることは不可能だった。
それに、たとえ小さくなっても、彼女がそれに気づけば、ハンディバイブで局所に新たな刺激を与え、わざわざ大きくしてあげるようにしていた。
そうして、恥棒が揺れる度に彼は哀しい喘ぎ声を上げるのだった。
「うるさいんだよ。静かにしないと、もっと酷い苦痛を味わうことになるよ」
そう言って、彼女は彼の尻や背中に、仕置き鞭を与え始めた。
「グウウッ!」と彼は搾り出すような悲鳴で呻き、鞭から逃げようとする度に、彼は逆に鋲に抉られ、乳首に激しい苦痛を覚え、涙ながらの悲鳴を上げなければならなかった。
仕置き鞭はしばらく続き、彼の背中や尻が蚯蚓腫れで赤く染まり、白い部分がなくなるぐらいになって、
やっと、彼女は鞭と鋲と乳首クリップの激しい苦痛の責めを終わらせた。
しかし、それで、彼が地獄の台から解放されるわけではなかった。
彼女は腰にペニバンを装着すると、その先端を奴隷に頬張らせた。
もちろん、その作業は、彼の菊座にこれから挿入する予定となる物の大きさを確認させるためである。
「ウウ…」と奴隷は呻いた。
「あら、分かった? 今日のは少し太いでしょ? お前の今までの限界は3.5cmだったわね。今日は4cmにしてあげることにしたのよ。ほほ…嬉しい? 少しでも大きい方が喜ぶと思ってね」
そう言って、彼女は楽しそうに笑い声を上げた。
そして、彼の後ろに回り、ゴムの手袋をはめ、菊の花びらの隅々にまで潤滑クリームをたっぷり塗り込んでから、プリンセスは菊の奥底へ捻りこむように、長い中指をゆっくりと確実に根元まで収めていった。
「力を入れちゃ駄目よ。息を吸って…口を大きくあけて、ゆっくり吐いていくのよ。ホレホレ…」
しばらくはぐりぐりと回したり、大きく曲げて、前立腺を強く刺激したりしながら、十分に時間をかけて抉り回し、それから、じっくり奥に収めたままにしてから、ゆっくり引き出すと、菊の花びらは大きく開ききって、
その淫らな快楽の丸い扉が大きな口を開けたように、洞窟状になった。
彼女はそこにアナル拡張用の側面に波打つような凹凸の付いた長い棒を差し入れた。
彼の菊座の丸い扉がゆっくりとそれを包み込むように飲み込んでいった。
最大直径は太かったが、幾つかの起伏を過ぎれば、一瞬の抵抗の後に、すっぽり奥まで入っていった。
それでも、30cm程の拡張棒の半分ぐらいは犬の尻尾のように外に出たままになった。
彼女は首環の鎖をしっかり台の端に繋ぎ、その代わりに後ろ手を自由にしてあげると、目隠しを施し、奴隷の前に椅子を置いて、浅く腰掛け、奉仕を命じた。
「そろそろお前もイきたいだろうから、自分でしごくことを許してあげるわ。でも、分かっていると思うけど、私が許すまではイっては駄目よ。そうそう…とにかくお前は、私がきちんと命令してあげないと、自分のことしか考えないエゴマゾだからね」
その台は下半分が開いたままに造られているので、彼が台の下に手を入れれば、自分の分身を握ることが可能だった。
「ほらほら、舌をちゃんと使うんだよ。そうよ…少しは巧くなったじゃないか。もう、私はイきそうだよ。…ああ…いいわ、いいわ、……さあ、お前も同時にイきなさい!」
そうして、二人の喘ぎ声が重なるようにして、それぞれが貪るように最上の快楽を得ようとするのだった。
「さて、私はお前の面倒な調教のお陰で疲れたからね。お前の背中で休ませてもらうよ」
彼女は、彼の口の中に嵌口具を押し込み、きつく轡を噛ませてから、乳首のクリップの苦痛からは解放してあげたが、以外は未だに台に拘束したままの彼の背中に、いきなりどしんと腰を下ろした。
「ウググウ!」
「さて、お前のケツの穴がそのままだったから、寂しかっただろう」 
そう言って、彼女は、菊の中心から外に突き出た拡張棒を一旦外に引き出してから、また中に押し込んだ。
ゆっくりその動作を繰り返しながら、彼の苦しげに喘ぐ声を楽しんだ。
「そう、そのまま何もかも曝け出した浅ましい格好で、いやらしく悶え続けるんだよ。 私の軽やかなお尻の重さをたっぷり味わい、そして、お前自身のケツの穴を広げられる苦痛と快楽に酔い痴れるんだ! 奴隷はね、その悦びを体全体で受け止め、肉体の軸となる芯で味わうことが大切なのさ。いいわね! ほら、もっとケツを振ってごらん。しっかり尻を振らないと、鞭が跳ぶよ! 尻を振りながら、心の中で慈悲を願うのが、奴隷としてのお前のおつとめなんだからね。…どうだい、お前はこうされるのが好きなんだろう?」
「ウウ…」
彼は嵌口具を装着されているので、当然、彼女の問いに応えることは出来なかった。
「喜んでいるのかい? いやらしい奴だね」
「ウウウ…」
「そんな情けない顔をしたからって、許さないよ。私はお前を調教してあげてるんだからね。ちゃんと感謝して、嬉しそうな顔をしな。…それとも、まさか、私が重いとでも言うんじゃないだろうね?」
彼は首を大きく左右に振って、彼女の言葉を一生懸命に否定した。
その酷い苦痛に懸命に耐えている姿と、それでも首を横に振る、その仕草を、一瞬ではあるが、とても健気で可愛いと彼女は感じた。
そして、M7号もまた、激しい苦痛のさなかでも、彼女に虐められることで、過大なる至福を感じていた。
そのようにして、彼女は彼を「M7号」としてのマゾ奴隷に仕込んでいった。
プリンセスにとって良い奴隷とは、彼女独自の好みを頭に叩き込み、それに従って行動できる奴隷であり、さまざまな女支配者にとって共通して望むのは、完璧に自分色に染め上げられる奴隷である。
さらに言えば、本格的なミストレスほど、蔑みながらも、非常に僅かであるかもしれないが、その奴隷を愛しているから虐めたいと思っているのである。また、その奴隷の誉められるところを何とか探し出しては、賛美し、慈しみ、密かに感謝しようとするものである。
[PR]
by M-kikuo | 2014-04-26 16:29 | Trackback | Comments(5)
トラックバックURL : https://kikuom.exblog.jp/tb/21931601
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by at 2014-04-26 18:27 x
キクオさん、こんにちは。

今回の作品は大作ですねぇ。
思わずのめり込んで読んでしまい、息を飲み、胸の高鳴りを止める事が出来ませんでしたよ。

私も奴隷を愛しく思えるからこそ、苛めたくなってしまいますね。
そして、それに応えてくれる奴隷。
それが信頼関係なんでしょうね。
Commented by M-kikuo at 2014-04-26 20:03
憩様、こんばんは。
これは残念ながら、大作ではありません。
先の先まで考えてはおりません。
申し訳ありません。
多少は、頑張ってみるつもりですが…。
いずれにせよ、基本は信頼関係でしょうね。
Commented by at 2014-04-27 21:25 x
私は先の先という意味ではなく、この第1回だけでも大作だなぁと感じたものですから、深く考えないでくださいねぇ。

この中に、プリンセスとM7号の心のやり取りが色々とあり、何度読んでも引き込まれてしまいますね。
Commented by M-kikuo at 2014-04-28 05:56
なるほど、そうでしたか。
主旨を汲み取れず、申し訳ありません。
Commented by at 2014-04-28 06:03 x
そんなつもりでコメントしたのではありませんから、お気になさらずに。
私はキクオさんのblogの大ファンですので、今回ももし第2回をお考えでしたら、その日を心待ちにしておりますよ。(でも、無理らなさらずに)