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SM千夜一夜物語

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変態雄犬キクオの妄想日記です。

第73夜 【光谷東穂「耽美な征服者」】


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SMノベルス第一集「耽美な征服者」、1971年・あまとりあ社発行、著者:ミ光谷東穂(ツタニ トウスイ)、挿絵:山田彬弘

【帯の文】 美貌の女医の奸計により、広大な屋敷は、陰湿な性とおぞましい被虐・加虐の伏魔殿と化す!

【内容】
町の旧家である葉山歯科医院の葉山月子は艶やかで華麗な女性である。
また、美しいだけでなく背も高くスタイルの良い知的なトップレディである。
村上利夫は月子とは妹のような同居人・小宮加奈子に恋して逢引を重ねていた。
加奈子は月子とは対照的な清楚で大人しい淑女で、天使のように清らかな女性だった。
しかし、月子は利夫が気に入ってしまって、彼を家に誘う。
そこで月子は彼に向かって、加奈子のことはあきらめ、私(月子)の奴隷になりなさいという。
月子は利夫のことを仕事・趣味・家族関係から過去の女性の全てまで調べ上げていた。
彼が高校生の時に、人妻である女性に性的な奉仕をさせられていたことまで知っていた。
彼が断っても、彼女は睡眠薬で強制的に監禁し、性的虐待を加えて淫らな写真を撮り、それをネタに脅迫まで行った。
それでも従わない彼に対して、不動産ブローカーの大熊という男と組んで、利夫に仕事上の冤罪を着せた。
社会的な汚名を背負わせ、会社もクビになるよう仕向けていく。
その汚名を晴らすためにも、利夫は月子に従わなければならなくなった。
そして、利夫は月子の奴隷としての洗礼を受ける。
彼は性玩具として犬のように扱われ、鞭打たれるが、聖水だけは抵抗した。
そこで月子は加奈子を呼び、愛する女性の前で恥辱を与えるだけでなく、加奈子を裸にして、針や蝋燭を使って虐待した。
そのように頑なな利夫の心を破壊しようとしたのである。
その夜遅く、拘束を解くことのできた利夫は、月子への逆襲と恨みを込めて、彼女を襲った。
しかし、いざというときになって彼のものは萎えて使えなかった。
それを月子にマゾだからと指摘され、逆上して殺そうとしたが、止めたのは加奈子だった。
その頃、彼のために改装した医院の洋館の奥の母屋に彼を連れて行った。
そこで彼女は彼と結婚の約束をするのだったが、同時に加奈子までが、「私の奴隷になりなさい」と言うのだった。
彼女の天使のような清らかさは実は演技であったことを初めて知った利夫は驚くばかりだった。
月子に誘われ調教されたこと、大熊に命じて会社で失脚させたことなどは、全て加奈子が計画して実行させたことだった。
月子を呼んで犬のように扱いながら、彼女も実際はマゾで、加奈子の奴隷であり、大熊という男さえ彼女の奴隷であるというのだった。
利夫は淫らに改装されたサディストの館に監禁され、二度と外すことのできない戒具を手足や胴に装着され、金の鼻輪を引かれていた。
そして、奴隷の誓いとしての聖水を飲むと、自分がマゾであることを初めて心から悟るのだった。
男嫌いの加奈子は、彼を「トシコ」と改名し、女奴隷として調教しながら、いずれは結婚して飼うことにしていた。
大熊にも月子と結婚して、彼女を飼うように言った。
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by M-kikuo | 2014-07-03 17:43 | M男の本棚 | Trackback | Comments(3)
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Commented by at 2014-07-03 19:35 x
とても興味深い作品ですね。

抜けられない罠にはまり、堕ちていくM男の心中察します。

SMの世界はリアルで経験して魅力を知ってしまうと、無性に離れ難くなってしまう気がします。

それだけ奥が深い世界と言う事でしょうか。
Commented by M-kikuo at 2014-07-03 21:03
古い小説ですので、罠にはまるまで長いのがまどろっこしいです。
しかもそこまで込み入った罠が必要なのか疑問です。
いくら天使が悪魔になるというギャップが「萌え」であるといっても、
ミステリー的な要素がくどい感じです。
ただ、最後の方の調教場面は中々圧巻でした。

「奥が深い」というより「元々素質があった」ので、成り立ったのでしょうね。
Commented by at 2014-07-03 21:33 x
そうなんですねぇ。
やっぱり、過程がまどろっこしいよりは調教場面が充実した話の方がいいですね。

幸せの形は人それぞれですから、マゾに堕ちてもその中で幸せを見つけていくのでしょうね。