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SM千夜一夜物語

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変態雄犬キクオの妄想日記です。

第74夜 【ルース・レス「鞭の女王」】 



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■「鞭の女王」ルース・レス著、清水正二郎訳、1966年浪速書房発行(TOKYO NANIWA POCKET BOOKS)、新書版、236頁。

★第一章 旅行の前の日 
 第二章 ナイト・クラブの鞭打ちショウ 
 第三章 新妻が初めて持った鞭 
 第四章 毎夜毎夜の鞭の楽しみ 
 第五章 砂漠に生きる鞭の女王 
 第六章 声を限りに哭きなさい 

【あらすじ・内容】
著名な探検家でもあり、またその名声ゆえに、ロンドン社交界随一の美女を射止めた、ジェームス・メリドゥは未知と冒険の国、中近東のアラビヤ砂漠に向かい、ヘレナとの新婚旅行を兼ねた大冒険旅行に出発します。
まず、妻の希望でマルセイユのナイトクラブの鞭打ちショーを見に行くことになります。
裸のブロンド美女に案内されたメリドゥは彼女に「あなたを鞭打ちたい」と言われます。
そのショーは、全裸の男性が舞台上の棒に縛り付けられて、裸の美女四人にハードな鞭打ちをされるもので、観客の男性に参加を募るものでした。
メリドゥは参加したい気持ちを抑え、妻のヘレナは舞台で自分も鞭打ってみたいという欲望を覚えるのでした。
舞台では怖さ知らずの男性が参加してショーが始まり、その男性は次第に泣き叫んで許しを請うようになるのでした。
それでもショーは続けられ、観客達も興奮して、各々淫らな行為を始めるのでした。
そこへ警察の手入れがあり、メリドゥとヘレナは間一髪、先ほどの美女に助けられ、秘密の出口から逃げることに成功します。
その時、美女はメリドゥが鞭打ちに理想的な男性であり、また会うことがあれば、鞭打たせて欲しいと告げるのでした。
ホテルに戻ってから、ヘレナは鞭を買ってきます。
そして、用事から帰ってきたメリドゥに鞭を打ちたいことを告白します。
ヘレナは自分がサディストであることを意識しつつも、嫌われたくないと悩み、メリドゥは自分がマゾかもしれないと疑い始めた時でした。
しかし、メリドゥは妻の希望に応えて鞭を打たせます。
そして、それが二人にとって愛の喜びに溢れるものであることを知るのでした。
二人はアラビヤ砂漠へ着くまで毎日、朝と夜に鞭打ちプレイを行いました。
普段は肉体的にもたくましいメリドゥがリードする側ですが、鞭打ちになると、ヘレナが支配者であり、彼に全裸になるよう命令し、広大な土地を抜ける途中の森や林の中で、彼を木に縛りつけ、情け容赦なく打つのでした。
そして、二人は砂漠に到着します。
彼らはロンドンを出発する際、知り合いのバニスター夫人からもらった紹介状によってダマスコスの有力者の豪邸に宿泊することになります。
そして、この先何か事故でもあれば車の無線連絡によって救助してもらうことになりました。
その有力者・偉大なる男のいう、最も危険なのは、マレグス族の襲撃で、元ペルシャの皇女でマレグスの族長に嫁いだマカイサル王女だということでした。
彼はフランスのタンカー船の船員ソランダースの話をしました。
ソランダースはペルシャ寄港の際、ホテルのバーの既婚女性に声を掛けたというだけで逮捕され、裁判で重罪判決を受けました。
そのときの裁判長はマカイサル王女で、刑の執行も彼女によって行われました。
彼は宮殿の地下の拷問室で全裸にされ、大きな梯子状の磔台に両手両足を大きく広げられて拘束されました。
王女は数種類の拷問用鞭を使って背後から鞭打ち、彼の前面には王女の部下のサロメが蹲って、彼の前で彼を愛撫し、弄んで、快楽を引き出していました。
彼がハンサムでたくましい王女好みの若い男だったため、王女は途中でサロメと交代して楽しみました。
そして、彼の姿はその後二度と見られなかったといいます。
王女があまりに残忍で性悪だったために、ペルシャの王は彼女を蛮族の族長に嫁がせて追い出したと言う噂でした。
それから、メリドゥとヘレナは偉大なる男の屋敷を後にし、旅を続けるために砂漠に向かいました。
そこで、二人は蛮族の襲撃に遭うのです。
救助連絡はしたものの、敵は大勢で反撃する余裕もなく、彼らは気絶させられ、捕虜になりました。
ベッドに大の字拘束されたまま目覚めたテントで、メリドゥの前にいたのはマカイサル王女でした。
しかし、彼女はマルセイユのナイトクラブで鞭打っていたブロンド美女でもあったのです。
あのクラブの経営者は彼女でした。
メリドゥは王女に鞭打たれ、サロメにナイフの先で皮膚を切られながら弄ばれました。
一方、ヘレナは族長のテントで全裸吊り拷問に掛けられて屈服し、屈辱的な彼の奴隷にされていました。
翌日、メリドゥの公開奴隷儀式が始められることになり、ヘレナの前で彼の教育と抱擁を行うと言われました。
彼が断ったら、残忍な拷問が行われるだろうと…。
しかし、その時に偉大なる男が現れ、「彼を釈放しろ。そして泣くのはお前たちだ」と言ったのです。
王女もサロメも彼の前では平伏し、恐怖に震えるのでした。
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by M-kikuo | 2014-07-08 14:25 | M男の本棚 | Trackback | Comments(3)
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Commented by at 2014-07-08 19:14 x
こんばんは。
素敵なタイトルの本ですねぇ。

このような癖ですと、なかなか自ら言い出しづらいですし、パートナーとして見つけるのも難しいですよねぇ…。

私は拷問まではいきたくないですが、多少ハードに責めて泣いて懇願する表情や声を聞くのが大好きです。

快楽と苦痛の狭間で耐えているM男さんは、とても愛おしく思えます。

本当にキクオさんは様々な作品を御存知で、何時もblogを拝見しながら勉強させていただいております。
Commented by M-kikuo at 2014-07-08 20:07
いつもコメントを有難うございます。
いくら美人でもマカイサル王女のような性悪なS女は困りますが、
ヘレナのメリドゥへの鞭打ち場面は、厳しさの中にも愛が溢れていて素敵でしたよ。
もっとも彼は毎日、サーカスで使われる本格的な鞭で、
痕がしばらく残る程酷く打たれていたわけですが、
初めからそれはやりすぎだろうと思いましたね(笑)。
Commented by at 2014-07-09 05:18 x
こちらこそ、何時もblogを楽しませていただいております。

やはり愛が無いとダメですよねぇ。
やはりそこが調教と暴力の違いでしょうか。

そんな調教で互いに楽しめるのが、私は理想ですねぇ。